
防水作業に必須!皮すきの使い方と選び方ガイド
防水作業の仕上げに欠かせないツールの一つが「皮すき」です。プロの防水業者からDIY初心者まで、幅広く利用されるこのツールは、
作業の仕上がりを左右する重要な役割を担います。
本記事では、
⏩皮すきとは?
⏩皮すきの基本的な使い方
⏩皮すきの選び方と買うならコレ!!
⏩作業時の注意点
について詳しく解説しています。
◆皮すきとは?
皮すきは、防水施工や塗装作業に使用される専用の工具で、以下のような用途に適しています。・古いシーリング材の除去
防水工事における準備作業では、古くなったシーリング材やコーキング材を丁寧に取り除くことが重要です。
皮すきは、刃の鋭さと形状を活かして硬化した材質を効率よく削り取ることができ、
次の工程をスムーズに進める土台を整えます。
・塗膜や汚れの剥離
外壁や床面の防水施工では、劣化した塗膜や頑固な汚れの除去が必要です。
皮すきは、これらの作業で細部にわたる精密な仕上げを可能にします。
特に、細かな角や狭い隙間での作業に最適です。
・材料の開封
一斗缶などの金属製の缶の開封に欠かせない道具です。
使用後に缶を処分する際も、皮すきは活躍します。
・補修作業での細部仕上げ
既存の防水施工に発生したひび割れや欠損の補修作業でも、皮すきは活躍します。
微細な加工が求められる部分でも正確に作業でき、仕上がりの品質を高めます。
◆皮すきの基本的な使い方
・持ち方皮すきの柄をしっかりと握り、刃先を剥離対象物に当てます。
・ 角度
対象物に対して適切な角度(一般的には30〜45度程度)で刃を当てます。
角度が浅すぎると滑りやすく、深すぎると刃が食い込んでしまう可能性があります。
・力加減
対象物の状態に合わせて適切な力加減で剥離作業を行います。
力を入れすぎると対象物を傷つけたり、刃が折れたりする可能性があります。
・動かし方
基本的には手前に引くように動かします。対象物の状態によっては、
押し出すように動かす場合もあります。
・ハンマー付きの場合
ハンマーで柄の後部を叩きながら剥離作業を行います。
力を入れすぎると対象物を傷つける可能性があるため、注意が必要です。
基本的な使い方をマスターしたら、実際の施工手順の例を見てみましょう。
【手順例】
皮すきを使った古い塗膜や錆、汚れを取り除くケレン作業の手順
1.作業準備
施工する場所の状況を確認し、古い塗膜や錆が目立つ箇所を特定します。
また、皮すきの刃が清潔で鋭い状態であることを確認してください。
2.古い塗膜や錆の除去
皮すきの刃を施工面に軽く当て、古い塗膜や錆を削り取ります。
刃先を一定の角度で維持しながら滑らせると、効率よく作業を進められます。
特に、錆びた金属面やコンクリート面では、力を入れすぎず均一に削ることがポイントです。
3. 細部の仕上げ
コーナーや狭い部分など、手が届きにくい場所も皮すきの先端を活用して丁寧に処理します。
細部の仕上げを怠らないことで、防水材の密着性が高まります。
4. 作業後の確認
削りカスや粉塵を拭き取り、表面が滑らかで清潔な状態になっているかを確認します。
不均一な箇所があれば再度皮すきを使用して整えましょう。
◆皮すきの選び方と買うならコレ!!
皮すきには、さまざまなサイズや形状の製品があり、刃の素材、グリップの形状、用途に合わせた形状など用途に応じた選び方が重要です。
防水材料屋一番では、各用途に合わせた皮すきを多数取り揃えています。
・Y型皮すき
刃先がY字型になっており、広範囲の剥離作業に適しています。

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・直型皮すき
刃先が直線状になっており、細かい部分や角の剥離作業、既存防水層の端部の処理などに適しています。

・ハンマー付き皮すき
柄の後部にハンマーが付いており、叩きながら剥離作業を行うことができ、強力な剥離作業に適しています。
既存の防水層の種類(アスファルト防水、シート防水、ウレタン防水など)によって、剥離のしやすさが変わります。
例えば、アスファルト防水は比較的剥離しやすいですが、シート防水は接着剤で強固に固定されている場合があり、こういった場合はハンマー付皮すきがおすすめです。

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・目地用皮すき
防水工事の品質を左右する「目地処理」を仕上げるのに適しています。
細かい部分の仕上げもスムーズ。目地の凹凸を美しく整えます。

・超硬刃皮すき
刃先に超硬素材を使用しており、耐久性に優れています。
頑固なサビや硬い塗膜の剥離に適しています。

【番外編】フレキシブルスケロ
パイプなどの曲面にもピタッとなじむ柔軟性のあるワイヤーブレードを採用。
皮すきが入らない入隅にもしっかり入ります。

◆作業時の注意点
便利な道具である皮すきですが、刃物であるため取り扱いを間違えるとケガにつながります。施工時は、下記の注意点に気を付けて安全に施工しましょう。
・安全対策
刃先は非常に鋭利なため、作業時には必ず保護手袋と保護メガネを着用してください。
また、周囲に人がいないことを確認してから作業を行ってください。
・刃のメンテナンス
作業後は、刃についた汚れを丁寧に拭き取り、サビ防止のために乾燥させて保管してください。
また、刃先が鈍くなると作業効率が低下するため、定期的に研磨してください。
砥石やシャープナーを使用して研磨します。
・対象物の確認
剥離作業を行う前に、対象物の材質や状態を確認してください。
対象物によっては、皮すきの使用に適さない場合があります。
・無理な作業は避ける
硬すぎる塗膜や頑固なサビなど、無理に剥離しようとすると
工具や対象物を破損する可能性があります。
必要に応じて、他の工具や剥離剤などを併用してください。
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防水作業での皮すきの使い方をマスターすれば、仕上がりのクオリティが格段にアップします。
当店では、プロ仕様の高品質な皮すきを多数取り揃えております。
初心者の方でも安心して使用できる製品から、こだわりの一品まで幅広くラインナップ。
ぜひチェックしてみてください。
購入は、防水材料屋一番で!
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防水材料屋一番 (株式会社マスト)
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